コラム

外国人向け就業規則

就業規則とは

 従業員を10人以上雇った場合、就業規則を作成し、労基署に届け出ることが必要です。就業規則には「絶対的必要記載事項」と「相対的必要記載事項」があります。 絶対的必要記載事項とは、必ず記載しなければならないもので、勤務時間、休憩、休日、休暇、賃金、退職に関すること、解雇の自由に関することが当てはまります。相対的必要記載事項とは、会社で独自に定めていれば記載しなければならないものです 。退職手当、賞与等の臨時の賃金、安全及び衛生等に関することが当てはまります。就業規則の作成に関する9つのポイントと27個のチェックリストを紹介します。

就業規則作成の9つのポイント

  1. 10人以上の労働者がいる場合、就業規則を作成します。
  2. すべての労働者に適用されることが必要です。
  3. 絶対的記載事項(必ず記載しなければならない事項)と相対的記載事項(会社で独自に定めているものがあれば記載しなければならない事項)を記載します。
  4. 法令または労働協約に反することはできません。
  5. 就業規則の内容は、実態に合ったものでないといけません。
  6. わかりやすく明確に記載します。
  7. 就業規則の作成後に、労働者の代表の意見を聞かなければいけません。
  8. 労働者の代表者の意見書を添付して労基署に届出が必要です。
  9. 各労働者に配布したり掲示したりするなど、労働者に周知させなければいけません。

就業規則を作成するときのチェック項目

・正社員だけでなく、パートタイム、アルバイト等すべての労働者に適用される就業規則を作成していますか?

・労働者を採用する際、労働条件通知書等を渡すことにより労働条件を明示することとしていますか?

・業務の都合により、人事異動があることを定めていますか? ・休職について定めている場合、休職期間満了後の復職、退職等の対応についても明確に定めていますか?

・服務規律は、労働者が遵守すべき事項を網羅していますか?

・セクシュアルハラスメントの禁止について定めていますか?

・従業員の出退勤管理を定めていますか?

・法定労働時間を超える勤務時間を定めていない、また休憩は法定どおり与えるよう定めていますか?

・休日は、法定どおり与えるよう定めていますか?

・変形労働時間制や裁量労働制を採用している場合、その旨を定めていますか?

・業務の都合により、法定労働時間を超えて、又は休日に労働させることがあることを定めていますか、また36協定は届け出ていますか?

・年次有給休暇(比例休暇)は法定どおり与えていますか?

・産前産後休暇、育児介護休業、育児時間等について法定どおり定めていますか?

・賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の締め切り及び支払の時期、昇給に関する事項は明確に定めていますか?

・最低賃金を上回る賃金を支払うことを定めていますか?

・時間外、休日及び深夜勤務における割増賃金は法定どおり支払うことを定めていますか?

・休暇時の賃金について定めていますか?

・法令に基づいたもの以外のものを賃金から控除する場合、労使協定を結んでいますか?

・65歳までの雇用確保措置がありますか?

・退職、普通解雇事由を具体的に定めていますか?また、解雇予告等の手続きを適切に定めていますか?

・退職金制度について適用させる労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払の方法、退職手当の支払の時期は明確に定めていますか?

・安全衛生管理体制、健康診断、災害補償等の安全配慮について明確に定めていますか?

・懲戒解雇事由を具体的に定めていますか、また解雇予告除外認定等の手続きについても適切に定めていますか?

・労働者の過半数を代表する者から意見を聴取していますか?

・就業規則の内容は、事業所の実態に合ったものとなっていますか?

・常時10人以上の労働者を使用していますか、また事業場ごとに所轄の労基署に届出ていますか?

・労働者に周知するために作業場の見やすいところに常時掲示または備え付けていますか?

外国語版モデル就業規則

日本語版だけでなく母国語または英語で就業規則を作成し、外国人労働者に理解してもらうことで、トラブル防止になります。厚生労働省では、モデル就業規則の日本語版、英語版、中国語版、ポルトガル語版、ベトナム語版があります。 厚生労働省モデル就業規則日本語版 厚生労働省モデル就業規則外国語版

まとめ

就業規則を作成するときのポイントを説明しました。法律上守らなければならないこと、こんな会社にしたい等、検討しながら作成しましょう。

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